グリーンカード(IR-1・CR-1ビザ)取得までの道のり ~Part2~

ビザ(IR-1)

“例外措置【Direct Consular Filing (DCF)】”でのIR-1ビザ取得手続の体験をお伝えします

ここからは例外措置の対象でなくても、グリーンカード(IR-1・CR-1)取得の為の一般的な流れと同じ部分も多いかと思います。

Step.3 DS-260の提出

晴れてI-130が承認されたらDS-260(移民ビザ申請書)をオンラインで提出しました。健康診断の予約する前に終わらせなくてはなりません。
こちらの書類はほぼ私(ビザ申請者)の情報を書きます。これは100%主人がやってくれたので、ほとんど記憶に残っていないのですが、過去に住んでいた住所や両親の情報、勤務先などを記入したと思います。

Step.4 渡航証明(犯罪経歴証明書)の申請

こちらは面接の前に準備すればいつでも大丈夫です。
私は東京都に住民票がある時に申請したので警視庁に電話で連絡しました。訪問する日時の候補を挙げてくれるので、自分の都合の良い日を選びました。
敷地入口に警察官が立っているので、まずその方に何の目的で来たかお伝えすると、受付に進むよう言われます。建物内の受付で再度訪問目的を伝えると、担当の方が来てくれて中に案内してくれました。書類を記入し終わるとすべての手の指の指紋を取られます。
場所が場所なだけにフレンドリーな対応ではありませんでしたが、威圧的な態度ではなく皆さん親切に対応してくださいました。

余談ですが、私が利用した地下鉄の出口目の前に“警察庁”があったので、最初そこに行ってしまったのですが訪問先は“警視庁”なのでお間違えないように!

すべての工程が終わると、2週間後に取りに来るよう言われました。2週間後以降ならいつでもよいとの事で、特に訪問予約も必要ありません。
受け取り時は、受付まで持ってきてくれるので封筒を受け取ったらそれで終了です。
何が書かれているかすごく気になりますが、開封してしまうと無効になるのでお気を付けください。

警視庁HP 

Step.5 健康診断

指定医療機関で健康診断を受けなくてはなりません。東京だと「聖母病院」か「東京メディカル・エンド・サージカル・クリニック」になります。行きやすいという理由で「聖母病院」を選びました。
予約は電話で取ります。1ヶ月くらい先しか予約できないかなと思っていましたが、2週間くらい先に空きがありました。

これを読んでくださってる多くの方は19~64歳に当てはまるかと思うのですが、抗体が無い方は以下の予防接種が必要になります。

  • DT (ジフテリア・破傷風の2種混合ワクチン)
  • 麻疹 (はしか)
  • 風疹
  • おたふく
  • 水疱瘡
  • インフルエンザ(11~3月)

DTは10年以内にワクチンを打った、他4つは予防接種の記録(母子手帳など)や抗体があることを証明できれば健康診断時に接種の必要がありません。聖母病院では抗体検査もしてくれます。
以下聖母病院へ問い合わせた時の返事です。

USビザ健診では、予防接種記録か抗体検査陽性結果のどちらかの証明が必要になります。
どちらも記録がない場合、抗体検査をしないで予防接種をして頂くことも可能です。
抗体検査をご希望の場合、健診受診日に検査できますが、検査結果判定が3-4日かかります。
受診者様に後日お電話を頂き、結果のお知らせをしております。
陰性結果の場合は当院USビザ健診日(火、金)にご予約して頂き再来院して予防接種を受けて頂くか、
近隣のご都合のよろしい医療機関で接種後、接種記録をメールかファックスして頂くかのどちらかをお願いしております。
健診前に他院で抗体検査して頂き、結果を健診時にご提示頂くこともできます。
健診当日に抗体検査の結果が出ませんので、健診時に検査されるより時間は短縮できます。

水疱瘡だけは、罹患した事を口頭で伝えれば予防接種は必要ありませんでした。
私は風疹だけは抗体があり、DTは10年以内に接種を受けていない事がわかっていたのですが、はしか・おたふくは記憶が定かではなかったので(母子手帳も行方不明)近くのクリニックで事前に抗体検査をしました。その結果、抗体がある事がわかったのでDTだけ予防接種を受けました。(めちゃめちゃ痛かった!)
抗体検査の費用はかかりましたが、すべて接種するよりは費用を抑えることができました。
抗体がある事を証明する物を忘れずに持参してください。健康診断が始まる前の受付時に提出します。

聖母病院HPの持ち物の中に「写真4枚(4cm×3cm)→ ビザカテゴリーにより不要の場合あり」とありますが、写真は必要ありませんでした。念のために用意したのですが無駄になってしまいました。
大使館HPにもそのように書いてあります。

2020年1月21日以降に、移民ビザオンライン申請書DS-260を提出した場合:
写真は必要ありません
– 申請者の健康診断の結果は電子データとして大使館/領事館へ送られるため、申請者には紙に印刷された健康診断書は発行されません。(申請者には、Eメール、また郵送にて指定医療機関より予防接種の記録が届きます。申請者がこの記録を受け取る頃には、指定医療機関があなたの健康診断の結果を大使館/領事館へ送信しています。)健康診断受領後に、指定医療機関からワクチンワークシート(“Vaccination Worksheets” )を郵送かEメールで受け取った場合は、プリントして面接へお持ちください。後半部分の注記2つは、婚約者ビザ/移民多様化ビザ(DV)の申請者には該当しません。

在日アメリカ大使館


“ナショナルビザセンター(NVC) によって面接日が設定されるまで、または米国大使館・総領事館の指示があるまでは、健康診断を受けないで下さい”と大使館HPに書いてあるのですが、私はその事を知らず、面接日が決まる前に健康診断の予約を入れてしまいました。確かに、予約する為に聖母病院に電話した時「大使館での面接の予約は済んでますか?」と聞かれたので「まだです」と答えたら電話口の方の反応がちょっと戸惑っているように感じました。何か間違ったことをしてしまったかな?と思ったのですが、後に問題になる事はありませんでした。(健康診断の日には面接日は決まっていたので、いつになったかお伝えしました)

また、健康診断を受けてから6ヶ月以内に渡米しなくてはなりません。もし6ヶ月過ぎてしまったら再度健康診断する必要があります。

健康診断について(大使館HP)

Part1はこちら→
Part3はこちら→

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